正しい原価率を算出するための手間がかかる

課題

  • 日々の仕入金額から原価率を算出しようとすると、仕入・消耗品・備品を仕訳して計算する必要があり、手作業で行うには手間がかかる
  • 試食用やディスプレイ用の食材分まで仕訳管理できていない

洋菓子販売チェーンのC社では、受発注システムは一応導入しているのだが、日々の原価率を把握するためには、仕入伝票から仕入と消耗品・備品を分けて再計算していた。
勘定科目別に仕入業者が分かれていれば簡単な作業だが、現実は同一伝票内に食材と消耗品が混在することも多く、それらを手作業で仕訳計算していた。当然、手作業での計算のため計算間違いも多かった。
また、仕入食材(商品)の中からお客様への試食用として使用することも多々あるのだが、これらを仕入から別勘定へ振り分けるための計算までは手が回らなかった。
このように、正確な原価率が把握できていないことに、担当者は頭をかかえていた。

導入効果

  • 仕入実績が自動で仕訳され、正しい原価率を早期に把握できるようになった
  • 他の勘定科目への振替機能を使うことで、より正確な原価率を把握することが可能になった

FoodingJournalの原価管理機能では、発注送信方法を仕入先毎にデータ発注・FAX発注が選択できます。
FoodingJournalの原価管理機能では、発注データを店舗にて入荷後に検品の承認登録を行って頂くと、自動で勘定科目別に仕訳されたデータが原価率表や損益計算書へ反映します。

また、他勘定振替機能では、仕入商品の振替仕訳が可能です。 これにより、試食やディスプレイ用に利用した分を原価から控除できるようになり、正確な原価率が把握できます。
他勘定振替機能は、店舗のスタッフが勘定科目を意識せずとも、振替仕訳ができるよう入力画面に工夫がされています。例えば「試食用に利用」と、わかりやすい選択肢で登録できるので、振替先の勘定科目に悩むことはありません。
さらに、仕訳したデータを財務会計システムと連携することも可能であり、経理業務の効率化にもつながりました。